3DVistaとは?「Virtual Tour Pro」の機能、特徴と活用事例

3DVista

3DVista (3Dビスタ)は1999年にスペイン出身のJose Ruizによって設立されたプロ向けの3Dバーチャルツアー制作ソフトの開発会社です。

3DVistaは、パノラマ画像を作成する3DVista Stitcher 4や平面図作成ツールのFloorplan Maker、Virtual Tour Proなどのツールで構成されており、その中でも「Virtual Tour Pro」を用いることで、複数枚の実写もしくはCG画像を使用し360度のVRインタラクティブツアーを作成することができます。

数多くあるVRインタラクティブツアー作成ツールの中でも、「Virtual Tour Pro」はPC、タブレット、アンドロイド、iOSなど、デバイスを問わずウェブブラウザ上で簡単に閲覧できるため、海外はもとより日本国内でも徐々に採用が広がりつつあります。
まだ日本語対応していない3DVistaの公式サイトの情報を引用しながら、その特徴をご紹介します。

「Virtual Tour Pro」基本機能

一般的なバーチャルツアー制作ソフト同様に、複数画像を組み合わせての360度パノラマシーン構築、視点間移動、ホットスポットを用いた各種コンテンツの埋め込み、インフォメーションウィンドウ、フォトアルバム(写真自動再生)などの基本機能を搭載しています。

「Virtual Tour Pro」特徴のある機能

「Virtual Tour Pro」ならではの機能としては、LIVEガイドツアー、実写合成機能、「COUNT TO SCORE」機能などがあります。

1. LIVEガイドツアー機能

WEBRTC(WebReal-TimeCommunication)技術を活用したLGTテクノロジーと呼ばれる機能です。
ゲストをバーチャルツアーの中に誘導し、一緒にバーチャル空間を移動しながらWEB会議形式にて空間の説明を行えるコミュニケーション機能です。
ゲストは一方的にホストの画面を見続ける必要はなく、不動産の内覧のようにホストから離れ任意の場所を見ることも可能です。反対に必要に応じてホストが見せている部分に戻ることも可能です。

下記の事例では、ホストがVR空間に再現されたアパートにゲストを招き入れ物件の説明を行ったり、複数のゲストを招きバーチャル史跡見学を行っている様子を確認することができます。

2. 実写合成機能

「Virtual Tour Pro」は、グリーンバックで撮影された演者をバーチャル空間の中に埋め込みする機能も兼ね備えています。単純な360度パノラマ画像ではなく、自由に動き回れる空間の中にリアルタイムに会話を始める演者を配置できます。
VR空間の中でライブ感を演出することで、コンテンツからの離脱防止にも役立つ機能です。

https://www.3dvista.com/samples/animated_panorama.html

3.「COUNT TO SCORE」機能

「ゲーミフィケーション」という言葉を最近よく耳にしますが、「身近になったゲームの要素を他の分野に応用する」という意味だそうです。
「Virtual Tour Pro」の「COUNT TO SCORE」機能はまさにゲーミフィケーション。バーチャル空間をゲーム空間にすることが可能です。

「COUNT TO SCORE」機能を用いれば、ユーザーが画面内をクリックするアクションを数値情報として記録し画面に再表示させることができます。
下記リンクの事例では、戦場を360度見渡せる空間として再現しながら、敵が現れる瞬間に赤色サークルが画面に表示されます。

ユーザーがマウスクリックすることで、倒した敵の数(ENEMIES HIT)が増え、獲得ポイント(POINTS)が加算され画面上に表示される仕組みとなっています。
複雑なプログラミングや、ゲームコンソールを持たずとも簡易的なゲームワールドを構築できるので、企業のWEBページ上のコンテンツ作成ツールとしても「Virtual Tour Pro」が活用できることを想像させてくれる事例です。

https://storage.net-fs.com/hosting/2727323/374/index.htm

4. クエスチョンカード(質問カード)

次ご紹介する機能は、質問カードです。この機能を用いることで、VR空間の中にあらかじめ設定した質問を表示させることができます。
クイズに対する回答をポイントとして集計させることもできるので、病院や工場、その他業務の現場におけるEラーニング教材としても「Virtual Tour Pro」が活用できることを示しています。

下記の事例では、通常は入ることができない手術室をVR空間として再現し、各手術の工程における危険要素をユーザーがクイズ形式で回答していきます。はてなマークが空間における質問ポイントです。

https://storage.net-fs.com/hosting/2727323/420/index.htm

トレーニング終了後には、質問に対する獲得ポイントに応じて合否が判定される仕組みとなっています。
スコア表示画面が表示され、ユーザーは結果をCSVデータで出力することもできます。

さいごに

コロナ禍以降、お客様先への営業訪問だけでなく、自社ショールームや自社工場空間へお客様をお招きすることも困難になり、コミュニケーション空間としての企業における出会いの場からの案件創出が難しくなっています。
そんな中改めて活用手法が見直されているVRコンテンツですが、数多くのソフトウェアや技術が乱立する中でも、機能と拡張性の面から「Virtual Tour Pro」は群を抜くVRコンテンツ制作ツールであるといえます。

今後リアルとバーチャルの垣根なく自社のサービスをお客様に訴求し、製品体験を提供していくうえでも、どのような目的でどのような内容のコンテンツにするかという企画構成が改めて重要な要素になってくると思います。

弊社xpdでは、「Virtual Tour Pro」を用いたVR空間の企画・デザイン・構築だけでなく、VRコンテンツとリアルショールームを融合させる「デジタルツインショールーム」などの構築のお手伝いもしていますので、何か新しいことに取り組みたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。

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