オリエンシートとは?
オリエンシートとはオリエンテーションの際にプロジェクトの概要を説明する資料です。
プロジェクトの説明以外にも、情報整理や社内の認識の共有に役立ちますし、プロジェクトの進行中に社内で考え方にブレが生じてしまった時にオリエンシートを見返すことで再びフラットな思考に立ち返ることができるため、Webサイトをリニューアルする際は作成することをおすすめします。
オリエンシートに記載する項目
オリエンシートに記載する項目は多岐に渡りますが、最低限これだけは記載しておいた方が良いものを挙げていきます。
1. 自社の概要
深堀りすると途方も無い情報量になりますが、以下の情報は記しておくと良いでしょう。
- 自社の事業内容、製品(サービス)など
- 主な顧客(ターゲット)
- 業界内での位置付け
- 競合企業
- Webサイトの目的
2. 現行Webサイトの概要
可能な範囲で良いので、現行Webサイトの状況や指標を伝えましょう。
例)
- アクセス数
- 問い合わせ数
- コンバージョン率
- 総ページ数
- CMSや連携しているシステム、ツールの有無
3. 現行Webサイトの課題
現行Webサイトの改善したい点を挙げます。
「見た目が古い」「競合がリニューアルした」という抽象的な理由だけでは、リニューアルのきっかけにはなっても課題の根本的な解決には結びつきません。
具体的に課題を抽出しましょう。
例)
- 検索順位が低下し、アクセス数が伸び悩んでいる
- 構築から時間が経っており、昨今のスマホやタブレットに対応していない
- ページ構成や内容が雑然としており、見づらい
- 自分たちで更新できず、逐一制作会社に依頼しているため、情報の公開のタイミングが希望と合わない
4. リニューアルの目的
抽出した課題を解決して実現したいことを記載します。
リニューアルしたWebサイトで得たい結果は何かということです。
その際に、例えばアクセス数を増やしたい場合は「アクセス数を前年より50%増やす」など、具体的な数値目標を加えることをおすすめします。
5. リニューアルの基本要件
提案内容に含めてほしい改善内容を記載します。
例)
- スマホ、タブレット、最新ブラウザに対応
- 自社で更新できる仕組みの導入
- サイトコンテンツの再構成
- アクセス解析の導入
6. 予算
予算の規模によって実現できる内容や方法は変わります。
どれほどの予算でどの程度のことができるのか、あらかじめ制作会社などにヒアリングしておくのも良いでしょう。概算でも良いので伝えることをおすすめします。
7. 希望公開時期
いつ公開したいかを記載します。
Webサイトの制作は思いのほか時間がかかるものです。しっかり成果を出せるWebサイトを構築するためにも、余裕を持った制作期間を設けることをおすすめします 。
まとめ
以上、Webサイトリニューアルに伴うオリエンシートの作り方についてご紹介しました。より良いWebサイトに改善するために、ご参考になれば幸いです。
当社ではお客様の課題を解決するWebサイトの構築やリニューアルを承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください!